2008年08月08日(金) 23時35分
<北京五輪>「中国加油」繁華街で1万人が大合唱(毎日新聞)
【北京・三木陽介】「中国、加油(頑張れ)」。おびただしい数の紅い国旗が振られ、歓声と拍手が地鳴りのように石畳から伝わってくる。北京随一の繁華街・王府井大街。8日午後8時、北京五輪開幕の瞬間、デパートの壁に設置された大型スクリーン前に詰め掛けた1万人以上の人々から大合唱がわき起こり、辺りは異様な熱気に包まれた。
王府井大街はデパートやファストフード店などが幅約10メートルの通りに建ち並ぶ若者の街だ。縦約7メートル、横約13メートルの大型スクリーン前の広場には、開幕の数時間前から人が押し寄せ、午後6時半から間断なく「加油」の大合唱が繰り返された。
スクリーン前には数人の武装警察官が監視の目を光らせるが、厳しい視線を向けるだけでお手上げ状態だ。
一番前に陣取った大学1年の蘇米雅さん(20)は「午後3時に来た。これを見るために今年の夏休みは実家の新疆には帰らない」と国旗のシールを張ったほおをゆるませた。新疆から来た高校1年の妹爾娜さん(19)は「最終聖火ランナーが誰かすごく楽しみ」と興奮した様子で話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000163-mai-spo