2008年08月08日(金) 12時02分
夏休みのお昼メニュー、主婦たちの工夫(オーマイニュース)
夏休みの真っただ中、子を持つ親たちからは、こんな声をよく耳にする。
「毎日家にいる!」
「ダラダラ過ごしている!」
「早く学校が始まらないか……」
親の本音がかいま見える。そりゃそうだろう、40日以上の夏休みだ。毎日一緒にいるとなるとそれは大変なことでもある。楽しいことやうれしいこともあるだろうが、親の視点から考えたら、学校に行ってもらった方が楽な部分がやはり多い。
朝家を出て、夕方帰宅をする。こんな構図がやはり望ましく、ないものねだりではないが、早く学校が始まって欲しいという気分にもなるだろう。
ダラダラ過ごしていたり、朝遅く起きてきたりするのは、それは親にとってはあまりいい気分ではない。8月に入ったとはいえ、まだ後1カ月ある夏休み、親にとってみれば、ちょっと憂鬱になることもある。
憂鬱なこととして話題に上がるものの中に、「お昼御飯」がある。
「何を作ろうか?」
「毎日同じじゃな。」
「食料品値上げは痛い!」
地域によっては給食がある学校もあるが、お休み中はどうにかしなければならない現実がある。子供に食事を与えるのは親の役目であり、献立を決めるのも親の役目である。
「学校が早く始まって欲しい!!」
という願いの一番の部分は、この「お昼御飯」ではないだろうか。
8月に入ってからも相次ぐ食料品の値上がりは、家計を圧迫している一番の要因でもある。お昼メニューも、少しでも家計に優しく、少しでも多めに作れるような工夫が必要になってくる。
昔、私は小学校の夏休みの時に、母親に
「冷蔵庫の中にあるものを食べて」
と、よく言われたことをよく覚えている。
共働きをしていた両親であり、お昼は自分で作ることが多かった。だが、冷蔵庫を開けた時、そこにあったのは、豆腐が1丁と、なめこだけだったことがあった。
「はて、これで何をどうしようか?」
幼心によく覚えていることである。それをどう調理したかは覚えていないが、兄弟でどうにかして食べていた記憶がある。
「夏休みお昼御飯メニュー」話をしたらきりがないが、冷蔵庫にはんぺんが一枚しかなかった時は、兄弟でゲラゲラ笑ったことが一番のごちそうだったように思う……。
私の実体験もそうだが、いつの時代も親にとってみれば、この夏休みのお昼御飯はやはり大変である。まして毎日ののことになるのであれば、どんなに頭を悩ますことであろうか。何人かの主婦の方に「簡単なお昼メニュー」を聞いてみた。皆さんやはり工夫をしているようである。
工夫1:前の日の夕飯を多めに作り、それをお昼にする
この意見が一番多かったのだが、前の日のおかずなどを余分に作っておくという手である。お昼に出す時は、それにちょっとした工夫(見せ方を変えたる)をして出し、子供には前の日の残りと分からないよう工夫をする。
子供の舌は反応が早く、少しでも前日の残りと分からせないようにするのがこのメニューの見せどころでもある。
工夫2:チラシ掲載商品を大量に買っておく
レトルト食品や冷凍食品を買い置きしておくというものである。このやり方にはこつがあり、「お1人さま〇〇点のみ」と書かれていることが多いのだが、その時に一緒に子供も連れて、子供も人数としてカウントして買うといい。また、中には祖父母や父親を連れて買うということもできる。
そうでもしないと今の物価上昇は、家計を圧迫する一方だ。少しでも大量に買える方法がないか模索するのも、親の役目である。
工夫3:自家菜園の夏野菜を調理!
自家菜園をしている人が多かったのだが、夏休みのお昼は、この自家菜園で取れた野菜を調理する。
この夏野菜は、今の時期毎日のように取れることもあり、これを炒(いた)めるなり、サラダにするなり工夫をして食べさせている。また、これだけでは飽きるので、豚肉など炒めたりすればOK! 庭先にある家庭菜園が、この時期は宝の山となる。
◇
と、この3つが目立った意見だった。聞いている時に感じたことは、やはり「お昼御飯メニュー」を考えるのが一番大変らしいということである。
また、子供は「昨日も食べた」と、同じものには口がうるさいらしく、怒りのボルテージも上がるとか何とか。夏休みだからといって、ダダをこねさせる訳には専らいかないから親は大変である。
「夏休みのお昼御飯メニュー」は、やはり主婦の方の悩みどころだろうか。皆さんはどのような工夫をして「お昼御飯」を用意していますか?
(記者:花嶋 真次)
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