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2008年08月06日(水) 21時40分

<成年後見人詐欺>元行政書士の実刑が確定へ毎日新聞

 成年後見人制度を悪用して高齢者の資産をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元行政書士、山本成男(しげお)被告(48)に対し、最高裁第3小法廷(藤田宙靖(ときやす)裁判長)は4日付で上告を棄却する決定を出した。懲役2年4月の実刑とした2審・東京高裁判決(4月)が確定する。

 2審判決によると、山本被告は05年3〜12月、元暴力団組員(47)=実刑確定=と共謀し、東京都杉並区の一人暮らしの90代女性から、アパート購入に伴う税金や遺言作成の調査費などの名目で計950万円を詐取した。

 1審・東京地裁は07年11月、懲役2年6月の実刑を言い渡したが、2審は被害弁償が進んだことなどを理由に減刑した。【北村和巳】

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