東京・江東区の東京ビッグサイトで上りエスカレーターが急停止した後に逆走し、10人が負傷した事故を受け、国土交通省は4日、全国の展示場や駅、デパートなどのエスカレーターについて、利用者が殺到することによる重量オーバーの防止策を徹底するよう全国の自治体などに通知した。
この事故では、エスカレーターの各ステップの多くに3人以上の客が乗っていたことが判明しており、再発防止には注意喚起が必要と判断した。
通知では、今回の事故のように第三者に会場を使用させる場合でも、施設の管理者が責任を持って対策を講じるよう求めている。
同省住宅局は「事故原因は不明だが、重量オーバーが事故の一つの要因になった可能性がある」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080804-OYT1T00633.htm