2008年08月03日(日) 02時30分
<船井電機>ブラウン管テレビから撤退 薄型普及で市場急減(毎日新聞)
船井電機がブラウン管テレビの生産・販売を年度内にも終了することが2日、分かった。薄型テレビの普及で世界的に市場が急減したため。既に昨年度で製品開発は中止しており、既存製品の生産・販売も順次縮小する。
船井は、07年にプラズマテレビからも撤退している。今後はオランダの電機大手フィリップスと提携している液晶テレビに経営資源を集中する。
船井は低価格のテレビが得意で、北米や日本でブラウン管テレビを販売してきた。しかし、06年度に808億円あったブラウン管テレビの売上高は市場縮小で07年度は7割減の256億円に激減。08年3月期連結決算で赤字転落する要因となった。
ブラウン管テレビは、ソニーやシャープが撤退したが、新興国や米国などで需要があり、三洋電機や松下電器産業は生産を続けている。【上田宏明】
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