2008年08月02日(土) 08時00分
【新閣僚の横顔】厚生労働 舛添要一 「パフォーマンス」抑え(産経新聞)
平成19年の安倍晋三改造内閣で厚生労働相として初入閣し、後を継いだ福田康夫内閣で留任、今回の改造でも続投となり、政府・与党の最大の懸案である年金問題など社会保障政策に引き続き取り組む。
基礎年金番号に未統合の宙に浮いた年金記録5000万件について、持ち主の分からない未解明記録が多く残っているにもかかわらず「3月末までにオンライン上の記録と照合するという昨年の参院選公約は守った」と発言し批判された。75歳以上が対象の後期高齢者医療制度でも、野党から厳しい追及を受けた。
昨年の就任当初は、年金を横領した社会保険庁職員を「草の根かき分けても捜し出す」と威勢のよい発言が多かったが、最近は過剰なパフォーマンスを抑え、厚労省改革や医療・介護に関する有識者会議を立ち上げたり、医師不足に悩む地方を視察に訪れたりして改革姿勢をアピール。福田首相から指示された社会保障に関する「5つの安心プラン」も7月末にまとめた。
国際政治学者から、テレビ出演などで高めた知名度を生かし政界へ。家庭では早朝のごみ出しと夜の洗濯を欠かさない1男1女の良きパパでもある。
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