2008年07月31日(木) 21時21分
「エツヒロ」社長が自ら偽装指示、従業員に廃業・解雇を通知(読売新聞)
山口県下関市の水産物加工卸売会社「エツヒロ」(森敏一社長)による産地偽装事件で、森社長は31日、同市で記者会見し、「日本の風潮からして、中国産表示での販売は難しかった」などとして、自ら偽装を指示していたことを認めた。
また、同日付で全従業員約50人に対し、同社の廃業と解雇を通知した。
森社長は会見で、熊本県産などと偽っていた中国産養殖トラフグの輸入は自ら発案し、年1、2回、加工工場などの視察のために中国に渡っていたことも認めた。産地偽装を始める2004年以前、マフグなど安価な国産フグをトラフグとして出荷していた魚種偽装についても「記憶にある」と述べた。
偽装の理由について、「スーパーが設定する(低い)販売価格に合わせて(安く)仕入れなければならないプレッシャーがあった。利ざや目的ではない」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000062-yom-soci