31日付香港紙、明報によると、北京市の公安当局は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張する中国の反日団体のメンバーらに対し、北京五輪の開催期間中は北京を離れるよう要求する通知を出した。
五輪開会式には福田康夫首相も出席する予定で、改善が進む日中関係を中国当局が考慮し、五輪期間中の反日団体の抗議活動を封じる狙いとみられる。
同紙によると、当局が設置する五輪期間中のデモ専用区域での抗議活動についても反日団体「中国民間保釣(尖閣防衛)連合会」が申請しているが、当局からまだ回答がないという。
同団体は、福田首相が航空自衛隊の多用途支援機を使って北京入りする方針に反発しており、福田首相に対する抗議活動を計画しているという。(共同)
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