＜酒燗容器＞中国土産の容器から鉛　消費生活センターが注意呼びかけ（毎日新聞）

2008年07月31日(木) 08時58分

　北海道立消費生活センターは３０日、中国で土産品として売られていた酒燗用の容器から高濃度の鉛が溶け出し、健康被害の恐れがあると発表した。容器はほぼ１００％が鉛とみられ、注意を呼びかけている。

　同センターによると、旭川市内の６０代の男性が０６年１１月、中国・杭州を旅行し、レストラン内の売店で容器を購入。土産品として持ち帰った。その後、男性の妻が容器を使って日本酒を温めて飲んだところ、吐き気やむかつきを訴えたという。

　今年２月に男性からの相談を受けた同センターが行った溶出検査では、容器で温めた水から食品衛生法の金属缶の基準（０・４ｐｐｍ）を約２０倍上回る７・７ｐｐｍの鉛が検出された。国内でも同型の容器が販売されている情報があり、「使用は控えてほしい」と話している。【高山純二】

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