三十日午後四時五十分ごろ、福岡県須恵町上須恵、指定暴力団工藤会の
現場の北約百メートルには町立須恵中学校があり、事件後、同校は部活動中の生徒十数人を保護者同伴で帰宅させるなど、付近は一時騒然とした。
調べでは、小野容疑者はミニバイクで現場に乗り付け、自宅を出ようとした篠崎元幹部に正面から発砲した。再びバイクに乗って逃げたが、篠崎元幹部を乗せるために待機していた知人の車が約百メートル追跡。車を接触させて転倒させ、駆け付けた別の知人が取り押さえた。
現場は、JR香椎線須恵中央駅の東約五百メートルの住宅街の一角。近くの女性(69)は「パンパンパンという発砲音を三発聞いた。怖くて家を出られない」と不安そうな表情。須恵中二年の男子生徒(13)は「昼すぎまでサッカー部の練習で学校にいたが、こんなに近くで事件があるなんて」と驚いていた。