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2008年07月31日(木) 00時00分

猛暑が夏野菜を大幅値下げ中国新聞

 猛暑の影響で生育が早まり入荷が増えているキュウリやナス、ピーマンなど夏野菜の卸値が中国地方の卸売市場で下落している。7月下旬の卸値で比べると、過去5年の平均を指す平年より4—7割、台風などで高値傾向だった昨年より6—8割も安い。原油高で物価上昇が目立つ中、スーパーなどの店頭でも夏野菜の価格は軒並み下がっている。

 30日の1キロ当たりの平均卸値で見ると、広島市中央卸売市場(西区)では、キュウリが126円で平年と比べ42%、ナスは116円で60%、ピーマンは100円で64%それぞれ安かった。昨年よりは60—78%も低くなっている。

 荷受けの広果広島中央青果(同)によると、梅雨期に少雨だったのに加え、梅雨明け後も晴天が続き、夏野菜の生育が早まった。このため市場への入荷量が一気に増え、価格が下落したという。

【写真説明】猛暑続きで生長が速まり、卸値が下がっているピーマンの競り(広島市中央卸売市場)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807310054.html