任天堂が30日発表した2008年4—6月期連結決算は、売上高が前年同期比24・4%増の4233億円、純利益は33・7%増の1072億円で、ともに4—6月期として過去最高だった。
携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は普及が一巡し、人気ソフトの投入減もあって国内が大きく落ち込み、好調な海外でもカバーしきれずに販売台数は前年を若干下回った。一方、家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」は欧米市場を中心に大幅に伸び、好業績の原動力となった。為替レートが3月末時点よりも円安となり、478億円の差益が生じたことも寄与した。
販売台数は、DSが前年同期より4万台少ない694万台。Wiiは174万台増え、約1・5倍の517万台だった。ゲームソフトはDS向けが3659万本、Wii向けが4041万本と、ともに前年を上回った。
○9年3月期は、売上高が7・6%増の1兆8000億円、純利益は26・3%増の3250億円と、過去最高の従来予想を据え置く。
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