北海道の人気菓子「白い恋人」の賞味期限改ざん問題で揺れた石屋製菓(札幌市)は30日までに、純損失12億2000万円を計上した2008年4月期連結決算を株主総会で報告した。白い恋人を発売した1976年以降、赤字決算は初めてという。
同社によると、問題発覚後の昨年8月中旬から約3カ月間休業したことが響き、売上高は前年比36・4%減の59億1000万円。
経常損益は8000万円の赤字だったほか、購入客や小売店からの回収や返品費用、株を保有するサッカーJリーグ1部(J1)のコンサドーレ札幌の運営会社の減資などで特別損失11億6000万円を計上した。
白い恋人は、再発防止策として賞味期限の表示を箱への印字から個別包装ごとに改め、昨年11月に販売を再開。その後は好調な売り上げが続いているという。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080730-OHT1T00189.htm