愛知の中学で教諭が卒業生１８歳に刺され重傷（スポーツ報知）

2008年07月29日(火) 19時40分

　２９日午後１時半ごろ、愛知県知立市の市立知立中学校の教室に若い男が侵入し、同校教諭の神谷佳久さん（３４）＝同県安城市＝の胸や背中をナイフで刺した。神谷さんは病院に運ばれたが重傷という。

　通報で駆け付けた安城署員が渡り廊下付近で男を発見、刺したことを認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕した。

　男は同校の卒業生で知立市のフリーターの少年（１８）。調べに「（神谷さんは）かつての担任で、恨みがあった」と供述したといい、同署で動機を詳しく調べている。

　調べでは、神谷さんは吹奏楽部顧問で、校舎２階の被服室で生徒と練習中だった。

　教室にいた女子生徒（１４）によると、練習には約５０人が参加。神谷さんは教室入り口近くでドアに背を向け座っていたところ、少年は無言で突然切り付け、逃げる神谷さんを追い掛けたという。

　署員が発見した時、少年は渡り廊下付近に座り込んでおり、血のついた刃渡り約１３センチのナイフが近くに置かれていたという。