記事登録
2008年07月29日(火) 14時32分

携帯向け衛星デジタル放送「モバHO!」が3月末で終了Impress Watch


 モバイル放送は、2009年3月末を目途に全ての放送サービスを終了すると発表した。

 同社は、モバイル機器向けの衛星デジタルマルチメディア放送「モバHO!」を2004年10月にサービスインした。しかし、無料のワンセグ放送の登場などによって会員獲得が伸び悩み、事業継続が困難と判断して放送終了を決めたという。今後、放送終了の準備を進め、2009年3月末にも全ての放送サービスを終了する。

 ただし、韓国では同じ放送衛星を使ってSKテレコム傘下のTUメディアが事業展開しているため、モバイル放送の事業終了後も放送衛星の運用は継続される。

 モバイル放送は、東芝が36.9%の株式を保有する連結子会社となっている。東芝側からも同様の発表が行われているが、こちらの発表では2009年3月末の放送終了後に、モバイル放送が解散されることや、放送事業終了に伴う費用を250億円と試算していることが明らかにされている。

 「モバHO!」では、小型のマルチメディアプレーヤーやパソコン用のPCカード型端末などのほか、2006年4月には、「モバHO!」の音声番組が楽しめる三菱電機製FOMA端末「MUSIC PORTER X」なども登場していた。NTTドコモでは、「MUSIC PORTER X」のユーザーに対して、「どのように周知するか検討している。別途案内する」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000013-imp-sci