2008年07月28日(月) 22時18分
傷害 JR平塚駅で女がナイフ振り回す 男性6人軽傷(毎日新聞)
28日午後7時半ごろ、神奈川県平塚市宝町のJR平塚駅東口改札前で、女がナイフを振り回し、利用客らに次々と切りつけた。大学生や会社員ら男性6人(18〜48歳)が右腕や背中などに軽傷を負った。女は帰宅途中の同市の大学生の男性(21)に取り押さえられ、110番で駆けつけた県警平塚署員が傷害容疑の現行犯で逮捕した。
調べでは、女は同県茅ケ崎市浜竹、パート、桜井久枝容疑者(34)。「ワー」と奇声を発しながら十徳ナイフ(刃渡り3.5センチ)を振り回した。「死のうと思っていて、他人を道連れにしようと思った」と供述しているという。
事件当時、駅構内は夕方のラッシュで混雑していた。駅にいた人の話を総合すると、桜井容疑者は駅北口付近で男性1人のワイシャツを切った後、階段を上って東口改札前へ移動し、6人に切りつけたらしい。6人中5人が病院に運ばれた。
東口改札付近の売店の店員らは「女が男性の肩をたたいているように見えた」「バタンという大きな音に気付いて見たら、男性2人が女を床に押さえつけていた」などと話した。
警官に連行される桜井容疑者を見た人の話では、黄色の服を着ており、警官に対し「頭の中がよく分からなくなった」などと落ち着いた様子で話していたという。【渡辺明博、池田知広】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000021-maip-soci