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2008年07月25日(金) 16時20分

【首都圏子連れで楽しむ無料スポット】ごはんミュージアムツカサネット新聞

ごはんミュージアムはセミナーや展示会、コンサートなど各種催し物が開催される東京国際フォーラム内にある。その名の通り、お米を中心とする食育の情報を提供する博物館だ。

正面入り口を入ると、食の象徴ともいうべき「実りの水田」が目の前に現れる。ここでは人工光と栄養分を調整した溶液によって、ビル内でありながら実際に稲を育てており、収穫された米は併設のレストランで食べることができる。

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水田の周りの壁にはいくつかのモニターが埋め込まれ、同ミュージアムのキャラクター・ごはんぢゃワンのアニメが常時流れている。内容は、お菓子や加工食品を好んで食べているごはんぢゃワンが、食の重要性に気づき、苦手な野菜も食べられるようになる、といった食育に関するものだ。

このエントランスから奥を左に進むと、ごはんに関するパンフレットやレシピがずらりと並んだコーナーと、ゲームで遊べるキッズコーナーがある。ゲームはもちろんごはんに関するものだが、ごはんに関する知識を試すお勉強系に限らず、焼きおにぎりをUFOキャッチャーの要領でつかむものや、人混みの中から一人を見つけ出す『ウォーリーを探せ!』のごはんぢゃワン版のようなものもある。

さらに奥には、米を原料とした化粧品を試せるエステコーナー(有料)と、食に関する書籍を自由に閲覧できる図書室がある。

そして、同ミュージアムで最も広いスペースとなっているのが、360度スクリーンのある「メディアボール」と、調理器具を備えたクッキングスタジオだ。

「メディアボール」では壁一面のスクリーンで、田園風景や米に関する映像などを楽しめる。懐かしい風景を堪能したい人向けの空間だ。

クッキングスタジオはイベントスペースと一体化しており、ここではごはんにあうメニューの料理教室や親子で学べる食育教室などのイベントが開催される。毎週木曜日には吉本興業のお笑い芸人による「よしもとごはん笑(ショー)」も開かれている。この夏休みには、紙粘土を使ったMy箸置き作りや、お団子、ぼたもちを作る「もちもちチャレンジャー」など子ども向けのイベントも盛りだくさんだ。各イベントは内容によって有料、無料、事前申込が必要なもの、先着順のものとあるので、興味のある方は同サイトからご確認いただきたい。

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さて、館内を一通り巡ってごはんが食べたくなってきたら、「ごはんミュージアムショップ」または「レストランごはんCafe」を利用するといい。「ごはんミュージアムショップ」では全国の産地銘柄米や米加工品のほか、ごはんによくあう漬け物や佃煮、米の化粧品、ごはんぢゃワングッズなどを販売している。「レストランごはんCafe」では、五穀米(または白米)に3種類のおばんざいが選べる「昼御膳」や、珍しい米のデザート、ワンショットから楽しめる日本酒や米焼酎が味わえる。

同ミュージアムは東京国際フォーラム地上広場に面しており、都心ながら緑のある開放的な空間を同時に楽しめる。有楽町駅から徒歩1分と、電車でのアクセスも便利。今日の献立に迷ったときや、ほっとする伝統的な日本食が食べたくなったときなど、気軽に訪れたいスポットだ。

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ごはんミュージアム
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
電話 03-3211-1631(代表)


JR有楽町駅より徒歩1分
JR東京駅より徒歩5分
※駐車場あり



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(記者:顰見倣)

■写真
写真撮影:顰見倣記者

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