東京都八王子市の駅ビル書店で刺殺されたアルバイト店員で中央大学4年斉木愛さん(22)の通夜が24日、出身地の宇都宮市内の葬儀場で営まれ、弔問に訪れた友人らが突然の死を悼んだ。
参列者によると、斉木さんの兄が涙をこらえながら「何でこんな理不尽なことになってしまったのか。愛の死が無駄にならないように願う」と遺族を代表してあいさつした。また知人女性が声を掛けると、斉木さんの母親は「みんなに助けてもらわないと耐えられない」と話したという。
中学の同級生で会社員の男性(23)は「信じられない。頭が良くて気さくな人だった。亡くなったという実感がわかない」と沈痛な表情で語った。