京王八王子駅ビルで刺殺された中央大4年生の斉木愛さん(22)は宇都宮市出身で高校時代を知る関係者は「指導するところが見当たらないほど優秀な生徒」。中央大進学後も歴史を学び「約15人のゼミのまとめ役で、活発な学生だった」という。突然若い命を奪われ、関係者は23日、怒りに体を震わせた。
斉木さんは2001年3月、宇都宮市立中を卒業し、進学校で知られる県立宇都宮中央女子高に進学、1年生のときに英語学習係、2年生では保健委員、3年生になると生徒の出欠などに関する統計委員を務めた。
大学によると、斉木さんは文学部史学科西洋史学専攻。3年生からゼミに所属し、ヨーロッパ中世史の勉強をしていた。卒業後は就職希望だったが、内定状況は把握していないという。