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2008年07月23日(水) 14時55分

ファビョンの実態は?【韓国】ツカサネット新聞

最近、某巨大掲示板で韓国人を揶揄する表現として「ファビョン」(火病)が使われているのを知りました。激高して感情的になるのを「ファビる」と言うようです。

ファビョンは韓民族にだけ発症する一種のストレス症候群で、その病名は李氏朝鮮時代からありました。火は陰陽五行説の火のことです。火が体内に鬱積して病気にかかるので鬱火病とも呼ばれます。

火という漢字のイメージからすると、患者が大暴れしてしまいそうですが、実際の症状はそうではなく、精神的ストレスによって神経が過敏になり極度の疲労感を感じます。呼吸困難や不眠症になるケースもあります。

もともと中年女性に多かったのですが、最近は十代から二十代の若者(男女は問わない)が罹るようになり、韓国で社会問題化しています。

ボクは、このファビョンという病気について、ずっと疑問を感じていました。なぜ韓民族にだけ発症するのか? 韓国人がそう言っているだけで、本当はただの精神疾患なのではないか。ファビョンの人を何人も見ましたが、軽度のストレス病患者としか思えませんでした。

ちなみに、どうしてファビョンの人だとわかるかというと、この病気の人は自分がファビョンに罹っていると自覚していて、そのことを周りの人に言いふらすからです。

先日、精神科のお医者さんと同席する機会があったので、これはチャンスとばかり、ファビョンについて根掘り葉掘り聞きました。いろいろ実例を挙げて説明してもらったので、ファビョンの実態がようやく理解できました。

要するに、ファビョンは、文化依存症候群のひとつで、「恨」(はん)の感情から起こる精神疾患なのです。だから、恨を共有する社会でしか罹りません。

日本人と混在して育った韓国人はファビョンになりませんが、韓国で生まれ育った日本人はファビョンに罹ります。つまり、血縁ではなく、地縁が引き起こすということです。
 
ボクは、恨は「アイゴー」だと思っています。口からアイゴーという叫びが出る人が恨を持った人です。
日本生まれの大和民族でも、韓国に長く住んで自然にアイゴーが出てくるようになったら、精神的には韓国人だと言えるでしょう。


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(記者:阿伊宇得憶)

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