和歌山電鉄貴志川線の貴志駅で、スーパー駅長として活躍している九歳の雌猫「たま」に二十日、ボーナスとして、夏用の帽子と専用ベッドが贈られた。
同社の小嶋光信こじま・みつのぶ社長(63)から「駅長職としての職務遂行能力の高さに脱帽しました」と表彰されたたま。これまでの制帽は本物の乗務員と同じ素材でやや重そうだったが、新しい帽子は白地にメッシュ。ベッドは冷暖房機能がついている。
たまも満足した様子で、集まったファン約八十人の写真撮影や握手に応じていた。
また小嶋社長は、来年三月に、たまをモデルに内装を工夫するなどした「たま電」を導入すると発表。たまの責任はますます重くなりそうだ。
【写真説明】夏用の帽子を贈られた和歌山電鉄貴志川線・貴志駅の“スーパー駅長”「たま」=20日午前
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807200365.html