二十日午前四時ごろ、岐阜県可児市久々利一○八九ノ一、ウナギ料理店「うなぎの水野」からウナギが盗まれたと経営者の男性(65)から可児署に通報があった。同署が窃盗容疑で詳しく調べている。
調べでは、盗まれたのは店舗裏の屋外のコンクリート製水槽に入れてあった「愛知県三河一色産」のウナギ約百六十匹(約三十万円相当)。十九日午前十一時ごろ、男性が仕入れた約三百六十匹を水槽に入れたが、二十日午前二時ごろからウナギをさばき始めた際に、水槽内のウナギの数が少ないことに気付いたという。
同署は「偽装問題で国産ウナギの価値が高まっており、(二十四日の)土用の丑(うし)の日が近いことも盗難に関係しているのではないか」と話している。