【愛知バスジャック】少年「交際に１０万必要」と思い込む？（産経新聞）

2008年07月19日(土) 19時31分

　愛知県のバス乗っ取り事件で、逮捕された山口県宇部市の中学２年の少年（１４）が愛知県警の調べに、両親に叱責され、事件を起こすきっかけとなった金銭トラブルについて「友人から１０万円を借り、交際したいと思っていた女子生徒に渡したかった」と供述していることが１９日、分かった。
　少年は調べなどに「金のことを知られ、父親にたたかれた」「親に嫌がらせをするため、バス乗っ取りを思いついた」とも話しており、厳しくしかられたことへの反発から短絡的に引き起こした犯行との見方がいっそう強まった。
　愛知県警によると、少年が１０万円を手に入れようとしたのは、しつこく交際を求められた女子生徒が、あきらめさせるためにわざと高額の現金の話をしたのを真に受けたためとみられるという。

【関連記事】
・【愛知バスジャック】少年が友人に「１０万円貸して」
・【愛知バスジャック】バス乗車直前に犯行計画か　少年を送検
・【愛知バスジャック】少年が小学校卒業文集に「夢はパイロット」
・【愛知バスジャック】「巨人ファンで野球見たい」と東京目指す
・【愛知バスジャック】「事件起こすと思わず」戸惑う友人の少女