2008年07月19日(土) 03時00分
トヨタ、原材料費1000億円拡大=今期営業益の下振れ要因強まる(時事通信)
トヨタ自動車は18日、原材料価格の相次ぐ引き上げを受け、2009年3月期(今期)の連結業績予想で当初3000億円強と試算していた原材料コストの営業利益への影響額が、4000億円規模に拡大する見通しを明らかにした。同社は自助努力でコスト増を可能な限り吸収する方針だったが、原材料の一層の高騰で、営業利益の下振れは避けられそうにない。
トヨタが5月に発表した期初計画で、今期の連結営業利益は前期比29.5%減の1兆6000億円と大幅減益を予想。その中でも、原材料価格の上昇が3000億円強の営業利益押し下げ要因になるとみていた。
しかし、その後に相次いだ原材料価格交渉で、鋼材は新日本製鉄との間で3割強の大幅値上げで決着。さらに、ガラスや樹脂など他の材料でも値上げ要請が相次ぎ、全体で原材料コストが当初予想を大幅に上回る見通しとなった。
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