2008年07月19日(土) 06時12分
庄子デンキ、半数閉店へ 親会社経営大幅見直し(河北新報)
家電量販大手のラオックス(東京)が、家電量販店「電激倉庫」を東北で展開する連結子会社の庄子デンキ(仙台市)の経営の大幅な見直しに着手したことが18日、分かった。庄子デンキの14店のうち、仙台市泉区など半数の閉店を予定。残る店の扱いなどについてラオックスは「庄子デンキの再建策を考えている段階としか言えない」としている。
一方、労働組合関係者は「残りの店も閉店する予定と聞いている」とし、既に庄子デンキと労組が団体交渉を重ねている。労組の上部団体の支援体制もつくられ、労働債権の確保が焦点となっているという。
ラオックスによると、グループ全体として不採算店を整理するため、リストアップ作業を進めている。2007年12月には業務資本提携した企業から、迅速な経営改善を要求された。同社は「グループの計画を練っている最中」と話す。
庄子デンキは最盛期、宮城、福島などに三十数店を展開。2000年にラオックスと資本提携し、傘下に入った。ラオックスによると同社は現在、庄子デンキの株式71.0%を保有。庄子デンキは08年3月時点で、ラオックスグループの売上高の11%を占める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080719-00000003-khk-l04