インターネットにホストされている動画を検索できるテクノロジを提供しているBlinkxは、他のウェブサイトが同社の検索結果を組み込み、利益を共有できるようにしようとしている。
Blinkxのチーフエグゼクティブで創業者のSuranga Chandratillake氏は、「Red Label」という名前のプログラムから同社のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を開放し、他のサイトが動画検索クエリをBlinkxに転送し、結果を検索し、表示できるようにすると述べている。
「1日の検索件数が1万件よりも少ない場合は、無料で利用できる。1万件を超えた場合は、有料化し、Blinkxと利益を共有するよう求める」とChandratillake氏は語っている。「サイトはBlinkxの広告を掲載し、利益を均等に分けることができる。すでに有料化しているサイトは、Blinkxと一緒に利益分配計画を作成する必要がある」(Chandratillake氏)
Chandratillake氏は、Blinkxはすでに、Ask.com、Lycosなど、複数のサイトと延長、更新なしの検索契約を締結しており、Red Labelプロジェクトにより、今後はもっと提携しやすくなると述べ、Blinkxは、MSN UK、Rambler MediaとこのAPIを使用する新契約を締結していると付け加えた。
Blinkxでは、動画に付随するタイトル、タグ、説明などのテキストメタデータを検証するだけでなく、音声認識を実行してオーディオをテキストに変換し、視覚認識でビデオのテキストや有名人の顔を認識して、動画を検索している。(CNET Japan)
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