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2008年07月16日(水) 21時28分

iPhone 3Gで勝手アプリが実行可能に? - ハッキングチームがブログで報告マイコミジャーナル

iPhone / iPod touchを対象に活動するハッキングチームが、7月11日に全世界で発売された「iPhone 3G」に任意のアプリケーションをインストールすることに成功した。16日時点ではツール類の公開は行われていないが、初代iPhoneの「脱獄 (JailBreak)」で実績を持つチームだけに、近い将来公開に踏み切る可能性が高い。

iPhone 3Gのハッキングに成功したと報告したチームは、初代iPhoneにおける活動でも知られる「iPhone Dev Team」。日本時間の16日にチームの公式ブログへ投稿された記事には、JailBreak支援ユーティリティ「PwnageTool」のスクリーンショットと、他のマシンからネットワーク経由で命令を伝えるコマンド「ssh」をiPhone 3Gに対し実行する動画が含まれている。

公開された動画によれば、iPhone 3GのカーネルはDarwin 9.3.1 / xnu-1228.6.76、ビルドの日付は太平洋夏時間の6月15日。CPUアーキテクチャ / ビルド番号は「ARM N82AP」と表示されている。なお、初代iPhoneに搭載されたCPUもARMベースだが、モデル番号は「M68AP」と異なる。

同チームは、PwnageToolなどJailBreak支援ユーティリティの公開時期を明言していないが、待つだけの価値はあるだろうとコメントしている。

(海上忍)

[マイコミジャーナル]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080717-00000006-myc-sci