2008年07月14日(月) 18時33分
「社会の仕組み腐らす犯罪暴く」=佐久間特捜部長が就任会見−東京地検(時事通信)
14日付で就任した佐久間達哉東京地検特捜部長(51)が同日、東京・霞が関の同地検で記者会見し、「政治や経済の分野で、放置すれば社会の仕組みを腐らせてしまう犯罪を暴き出し、摘発したい」と抱負を語った。
佐久間部長は「汚職事件がひとつの典型」とした上で、「わいろで政治が左右されてしまえば、システムが機能しなくなるのは明らか」と説明した。
「わたしにとっては、これが最後の特捜部。悔いのないようにやりたい」と意気込む一方で、一線の検事や事務官が全力を発揮できるような組織作りを心掛けるとした。
自身が関与した印象深い事件については、具体的な言及を避けたが、「企業犯罪では、同じ立場にいれば自分も同じようなことをしただろうと思ったことがあり、組織の悲しさを時々に感じた」とも語った。
「人や社会に一番近く、能動的にかかわっていける」のが検事の醍醐味(だいごみ)だという。
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