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2008年07月14日(月) 20時47分

司法試験類題疑惑の慶大元教授、嫌疑不十分で不起訴読売新聞

 昨年の新司法試験で出題担当の「考査委員」を務めた際、試験問題の類題を事前に学生に教えたとして国家公務員法違反(守秘義務違反)容疑で告発されていた慶応大法科大学院の教授(当時)について、東京地検は11日付で、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 この問題では、法務省が「試験の公正さに疑いを生じさせた」として教授を考査委員から解任したものの、慶大生が有利な情報を得たとは言えないとして得点調整などは見送った。このため複数の弁護士や法科大学院教員が「検察による事実解明を求める」として告発状を提出していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000045-yom-soci