2008年07月11日(金) 15時09分
下関通り魔事件で死刑確定へ=「残虐非情」−15人殺傷の上部被告・最高裁(時事通信)
山口県下関市のJR下関駅で1999年、15人を無差別に殺傷したとして殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑とされた運送業上部康明被告(44)の上告審判決で、最高裁第2小法廷の今井功裁判長は11日、「残虐、非情で動機に酌量の余地はない」と述べ、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。
弁護側は、被告は当時、妄想に支配されており、心神喪失状態だったと主張していたが、同小法廷は完全責任能力を認めた。
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