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2008年07月11日(金) 09時43分

『iPhone 3G』デビュー、アプリ販売の『App Store』も正式公開へjapan.internet.com

7月11日は、『iPhone 3G』が決戦を挑む日だ。この日、Apple と米国内の独占プロバイダとなった AT&T は、待望の iPhone 後継機の一般消費者向け提供を開始する。

Apple は、(iPhone 3G はわずかに厚みを減らし、GPS チップを搭載しているものの) その洗練されたボディーの外観には大きな変更を加えてはいないが、iPhone を開発者に公開したという決定は大きなニュースだった。

もちろん、ハードウェア面でのもう1つの変化、つまり iPhone 3G に高速のネットワーク接続が加わったことは、ソフトウェアの革新と消費者の購買意欲を高める材料になるだろう。

iPhone 関連の製品とサービスを対象とする1億ドルの基金『iFund』を運営する、Kleiner Perkins Caufield & Byers (KPCB) のパートナー Matt Murphy 氏は、最も重要な要素として接続速度と価格設定をあげている。

Murphy 氏は取材に対し、「ネットワーク接続状態にもよるが、これまでよりも3ないし6倍は高速化されている」と述べた。iFund は今年3月に、iPhone エコシステムへの投資という形で、有名なベンチャーキャピタル KPCB により設立された。そして、ここから資金提供をうけた外部の開発者たちが、革新的であり収益性もよいアプリケーションの開発を進めていくことになる。

Apple もまた、iPhone プラットフォームへの関心を高める起爆剤として、新しいアプリケーションに大きな期待を寄せている。Apple は iPhone 3G のリリースを行なう11日、『App Store』の正式公開も予定している。これは、音楽やポッドキャスト、動画のダウンロードを提供し商業的に大成功を収めている『iTunes Store』をモデルにしたものだ。

App Store では正式公開時点で、主に一般消費者向けとして、iPhone のすべての機種に対応する500タイトル以上のアプリケーションが、外部開発者から提供される予定だ。Apple はさらに、Microsoft の『Exchange』ソフトウェアをサポートするなど、iPhone に企業レベルの機能を搭載して性能面での向上も怠っていない。

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