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2008年07月09日(水) 07時07分

9歳女児が殺害予告 ネットに書き込み 児童相談所へ通告 県警西日本新聞

 福岡県警は8日、インターネットの掲示板に「下校中の4年生を殺す」と書き込んだとして、軽犯罪法違反(悪戯業務妨害)の非行事実で、県内の小学4年の女児(9つ)を児童相談所に通告した。女児は非行事実を認め、「本当に殺すつもりはなかった」と話しているという。

 調べでは女児は6月28日午後7時20分ごろ、自宅の親のパソコンからネット掲示板に、具体的な都市名を挙げて「明日、下校中の4年生を殺す」と書き込み、警察署に特別警戒活動をさせたとされる。

 県警によると、女児は書き込んだ理由については「言いたくない」と話しているという。女児が書き込んだ2時間半後に書き込みを見た女性が県警に通報。ネット上の住所となるIPアドレスなどから特定した。女児は就学前からインターネットをしており、親は今回の書き込みを気付かなかったという。

 東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件以降、県内でネット上の犯行予告は8件目。また、今年に入って県内で犯行予告をして摘発・通告された中で、最年少。

=2008/07/09付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080709-00000008-nnp-l40