2008年07月08日(火) 17時00分
月刊誌「創」で服役語る…田代まさし満期出所していた(夕刊フジ)
覚せい剤取締法違反などの罪で懲役3年6月の実刑判決を受けた元タレント、田代まさしさん(51)が先月26日、服役していた栃木県大田原市の黒羽刑務所を満期出所した。芸能界復帰もささやかれるが、前途は多難のようだ。
「一部週刊誌に“激太り”と書かれたが全くの誤報。“激やせ”ではないが、かなり疲れてやつれていた。生活環境の変化やストレスだろう。元気もなかった」
こう話すのは、出所日に東京都内で田代さんと会ったという月刊誌「創」の篠田博之編集長。
「それから1週間後にまた会った。少し元気になっていたが、今度は下痢に悩んでいた」とも。
田代さんは、これまでに盗撮や覚醒剤などで3回逮捕されている。2005年3月に東京地裁の実刑判決が確定し、生まれて初めて収監された。
当初、関係者の間では今年2月に出所すると言われていた。事実上、田代さんの身元引受人となっている篠田氏は「拘置中に口頭で離婚に同意していて、服役中に正式に離婚した。それで身元引受人がいなくなり、仮釈放がつかなかった」と明かす。
田代さんは収監直前まで「創」で手記を連載していた縁で、8日発売の8月号でも約3年半の刑務所生活について詳しく語っている。
それによると、出所したのは午前8時半で、「そこで振り向くとまた刑務所に戻ってくるというジンクスがあるので振り向かずに車に乗り込んだ」という。
また獄中では「ここに田代まさしがいるんだって」と話す受刑者に「僕が田代だよ」と言っても信じてもらえなかったことも。
水虫に悩まされたり、カラオケを勧められても歌わなかったり。「決まった日課をこなすだけなので、すごく退屈でした。毎日が単調で地獄のような日々でしたね」と振り返っている。
今後は「全くの白紙。何ひとつ仕事が決まらず不安が大きいようだ。映画監督などを含め、本人は芸能界復帰はもう無理だろうと思っている。まだ家族がいれば状況は違うのだろうが…」と篠田氏は心配する。
田代さんは16日、東京・阿佐ヶ谷ロフトのトークイベントで出所後初めて公の場に姿を現す。
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