記事登録
2008年07月05日(土) 10時01分

大物キャスターに吹き荒れる“リストラの嵐”日刊ゲンダイ

●小倉智昭や草野仁には他人事ではない
 テレビ界を支え続けたキャスターにリストラの嵐が襲いかかる——。元日本テレビの人気アナウンサーで現在、フリーキャスターとして活躍中の福留功男(66)のリストラはその始まりという見方が出ている。
 福留は秋の番組改編で「ブロードキャスター」(TBS)、「いつみても波瀾万丈」「オジサンズ11」(日本テレビ)の3本のレギュラーが一気に終了するという。これで福留に引退説まで囁かれているから深刻だ。
「本人は引退を否定しているが、TV界で彼を起用しようという関係者はもういない。番組打ち切りは事実上の引退勧告」(民放編成マン)
 打ち切りの理由は、視聴率の頭打ちと高い出演料。関係筋は「『ブロード』約200万円、『オジサンズ』約80万円、『波瀾万丈』約60万円」という。
 これで大慌てなのが小倉智昭(61)や草野仁(64)だろう。たとえば小倉は——。
「『とくダネ!』は7年もの間、視聴率トップを取ってきたが、最近は日テレの『スッキリ!! 』に押され気味。打ち切り説もある。また、フジの『ハッケン!! 』は6月で打ち切られ、『オジサンズ』も9月で打ち切られるだけに……」(テレビ関係者)
 草野仁の場合、TBS「世界ふしぎ発見!」にリニューアルのウワサが流れている。さらにみのもんたは日テレの「おもいッきりイイ!! テレビ」に秋以降の打ち切り説があり、軒並みなのだ。
 民放各局の狙いは第一に高騰する人件費を抑制すること。視聴率が変わらないなら安く起用できる芸人の方がいい。視聴率4冠王のフジでさえ制作費を一律3割カットしているのが現状で、どこのキー局でも番組のADや放送作家がリストラされている。キャスターのクビ切りは遅すぎたのかもしれない。キャスターのリストラの嵐は始まったばかりということだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000001-gen-ent