2008年07月04日(金) 20時18分
元会長長男が口座管理=連絡取り資金を運用−エビ養殖投資詐欺・警視庁(時事通信)
投資会社「ワールドオーシャンファーム」(破産)のエビ養殖詐欺事件で、集めた出資金が入った口座について、元会長黒岩勇容疑者(59)の長男厚宏容疑者(28)が一括管理していたことが4日、警視庁などの合同捜査本部の調べで分かった。
昨年の家宅捜索前には証拠隠滅をした疑いも浮上。捜査本部は親子で出資金を管理、運用していたとみて、約849億円とされる資金の流れや工作の解明をしている。
調べによると、同社は栃木県小山市のアパート一室に資金管理センターを設置。厚宏容疑者がセンター長を務め、同社関連の23口座を一括して管理していた。
東京の本社にいる黒岩容疑者と連絡を取り合い、口座に入金された出資金を配当や投資に充当。同容疑者は口座の管理を厚宏容疑者以外にはさせておらず、捜査本部は資金面では、ほかの幹部を信用していなかったとみている。
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