2008年06月30日(月) 11時31分
子ども落語一門が旗揚げ!(オーマイニュース)
6月28日、日向市文化交流センター(宮崎・日向市)で、「ひむかこども落語会」の旗揚げ・結団式が行われた。
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今年1月15日付のオーマイニュース記事「毎度ばかばかしいお笑いを一席」で紹介した子ども文化教室「噺家(はなしか)入門」のお披露目会から5カ月。落語の芸を磨いていくことで、地域の文化に少しでも貢献していきたいということで、スポーツ少年団のような形で、全国でも珍しい子どもたちによる落語一門を立ち上げて活動することとなった。
旗揚げ・結団式では、会長のあいさつに続いて、指導者である「柱大黒」こと甲斐伸也さん(32)が、落語一門を旗揚げすることとなったいきさつや、入門した子どもたちに向けて「楽しみながら学んでいきましょう」とあいさつをした。
今回、入門した子どもたちは8人。1月のお披露目会に参加したほとんどの子どもたちが入門した。
事務局より、今後の活動計画について説明があったが、8月30日に行われる講談師・日向ひまわりさんの講談で、ひむかこども落語会が前座を務めることがすでに決まっている。
旗揚げ・結団式後、早速、初げいこが行われた。久しぶりに柱先生と会った子どもたちは、会話を楽しんでいた。1月のお披露目会の題目を覚えているところまでで良いから話してみることとなり、子どもたちはクリアファイルに差し込んだ落語の原稿を何度も読み返しながら練習をしていた。
用意された高座に上がり、先生が見守るなか、子ども落語家たちは題目を演じていた。5カ月もたっているにも関わらず、子どもたちは覚えていた。
「子どもたちは、言葉のリズムで覚えているのだと思います、私たちが英語を知らなくても、この歌いいなあと感じるのと同じだと思います」
と、柱先生は話していた。
現時点では、10月までのけいこ日が決まっている。今後、各種イベントへの出演依頼や日向市文化交流センターでのイベントによっては、けいこ日が追加になるとのことである。
ひむかこども落語会の名誉顧問で、日向市出身の真打ち落語家・桂歌春師匠から、子どもたちにメッセージが送られた。
「みんなで仲良くけいこをしてください。落語の主人公になったように、題目を演じてください」
今後のひむかこども落語会の活動が楽しみである。
(記者:大谷 憲史)
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