2008年06月29日(日) 10時43分
今年最初に出会ったあさがおは懐かしい紫色(オーマイニュース)
高松市丸の内にある三越高松店の立体駐車場のフェンスに、あさがおの花が数輪咲き始め、ショッピングに訪れる人の目を楽しませています。
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記者は、梅雨真っただ中の曇り空で、雨がぽつぽつとしていた20日の昼過ぎに通りかかりました。フェンスの隅から隅まで、あさがお特有のツルがはわされていて、至る所から紫の花びらが咲いていました。つぼみ、あるいはつぼみから膨らみかけようとしているのも数えるほどありました。
駐車場の係員に聞くと、いつから植えているかは分かりませんが、だいぶん前から夏になると種をまいて、花を咲かせているとのこと。これから三越に行く、また荷物を片手に帰ろうとする方は、
「自分が幼かった時を思い出すし、もう夏なのだなと感じます。しかし、あさがおは早くても梅雨明けが近くなった時分から、夏休み前から咲き始めるものです。これも環境破壊の影響かも」
と話していました。
この言葉のように、梅雨の最中からというのは記憶がありません。やはり、環境に左右されているのでしょうか。ここ数年、あさがおといえばオーシャンブルーの美しさにひかれて取材していますが、種をまいて育てている方に伺うと、昨年は6月中旬から咲き乱れていたと話していました。また秋でも見かけているのを考えると、これは古くからあったのかもしれませんが、しばし見ながら、植物も人間同様にサーモスタットが備わっているのでしょうね。
ここ数年、あさがおのオーシャンブルーに惹かれていますが、学校の時に理科の勉強を兼ねて植えた紫色はひさしぶりのこと。以降、所用で駐車場を通る時は必ず目を向けて、観察の日々です。つぼみも次第に膨らんでいます。
きっと、夏の日差しを楽しみに待っていることでしょう。しかし、梅雨の雨はまだまだ続きます。どんよりとした曇り空の中、紫陽花や菖蒲に負けないくらいの紫が街に放たれています。記者にとって、今年最初のあさがおと記させていただくことにします。
(記者:笠井 隆宏)
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