2008年06月28日(土) 12時04分
殺人 ラーメン店経営者、刃物で胸刺され 東京・東久留米(毎日新聞)
28日午前3時ごろ、東京都東久留米市前沢4のラーメン店「壱藤家(いちふじや)」で、経営者の東山俊之さん(45)が胸などから血を流して倒れているのを従業員が見つけ119番した。東山さんは病院に運ばれたが、死亡した。警視庁組織犯罪対策2課は殺人事件とみて田無署に捜査本部を設置した。
調べでは、事件当時、東山さんは1階の店舗奧にある倉庫内で1人で後片づけなどをしていた。1階で不審な物音がしたため、2階にいた中国人従業員2人が下り、東山さんを発見したという。
東山さんは鋭利な刃物で胸など数カ所を刺されていた。店の鍵は閉まっていたが、勝手口は開いていたとみられる。物色の跡があるか確認している。店の裏の畑に血の付いた包丁があった。
東山さんは中国籍だったが、最近日本国籍を取得したという。1階が店舗で2階に東山さんと従業員2人が住んでいた。前日午後10時に閉店し、従業員2人は28日午前0時までに2階に上がって寝ていたという。
近くの弁当店経営の男性(58)は「温厚でトラブルとは無縁の人だったのに」と話した。現場は西武新宿線花小金井駅から北に約2.5キロの住宅街。
神奈川を中心に十数店舗を展開する人気ラーメン店「壱六家」のホームページによると、壱藤家は同店の系列店。壱六家はラーメンブームに火をつけたとされる「横浜家系」と呼ばれるラーメン店の一つ。【川上晃弘、内橋寿明】
【関連ニュース】
熊野女性殺害:事件後にメール 携帯から次女へ 工作か
殺人:被害者は路上生活者 東京・府中の公園内で
三重女性殺害:三女と同行の18歳少年を強殺容疑で逮捕
奈良父親殺害:出頭の17歳長男逮捕「殺してみたかった」
偽計業務妨害:埼玉・和光市職員を逮捕 ネットで殺人予告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080628-00000006-maip-soci