関西大(大阪府吹田市)の学生らによる大麻密売事件で、大麻取締法違反(営利目的所持)罪に問われた関西大工学部4年、市川聖被告(24)は25日、大阪地裁(多田裕一裁判官)の初公判で起訴事実を認めた。
冒頭陳述で検察側は「市川被告は2003年11月ごろから知人に勧められて大麻を吸引した」と指摘。「関西大には大麻を吸っている人がたくさんいるので、利益を上乗せすれば自分の大麻購入代金を捻出(ねんしゅつ)できると考え、05年8月から密売を始めた。やがて月平均で200—300グラムを売るようになり、1年で500万—600万円の利益を得ていた」と明らかにした。
起訴状によると、市川被告は5月8日、自宅で大麻草約21グラムを営利目的で所持した、とされる。さらに、大阪市の作業員の男(23)に大麻計約20グラムを約12万円で売ったとして追起訴されている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080625-OHT1T00195.htm