山形県の初夏の味覚、サクランボの高級品種「佐藤錦」が出荷のピークを迎え、農家は全国への配送に追われている。JR山形駅構内の直売所にも真っ赤な佐藤錦が並び、観光客らがお土産に買い求める姿が見られる。
JA全農山形によると、今年は花の満開期に雨が多く、梅雨入り後は雨が少なくなった。このため収穫量が平年よりやや少なめだが、色と味は良好となり価格は平年より高めという。27日からは別の高級品種「紅秀峰」の出荷が始まる。
山形県警によると、昨シーズンは900キロ以上のサクランボが盗まれた。今年は農協関係者による巡回パトロールを強化するなど盗難防止対策を講じたことで被害は急減している。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080625-OHT1T00156.htm