大丸と松坂屋の持ち株会社、Ｊ・フロントリテイリングは２４日、横浜松坂屋を１０月２６日に閉店する、と発表した。建物が老朽化したことに加え、横浜地区の百貨店などとの競争が激化し、業績低迷が続いていたため。
横浜松坂屋は横浜市出身のフォークデュオ「ゆず」が路上ライブをした場所としても知られ、屋上には２人の絵が描かれたモニュメントもある。ゆずの北川悠仁、岩沢厚治の２人は連名で「自分たちの原点であり、伊勢佐木町のシンボルでもある横浜松坂屋さんがなくなってしまうのを大変寂しく思います。松坂屋さんが応援をしてくれたおかげで、路上ライブをやり続けることができたことを、今でもとても感謝しています。紅白初出場の時に、松坂屋さんから生中継で歌えた思い出は僕らの中で一生忘れることはありません。その気持ちを持ち続けて、ゆずはこれからも頑張っていきたいと思います。横浜松坂屋さん、長い間本当にお疲れ様でした」とのコメントを発表。横浜松坂屋の桜井逸美社長はモニュメントについて「先方と話し合って残すかどうか検討したい」とした。
閉店後は複合商業施設を建設する。ＪＲＡの場外馬券売り場が入っている西館は、引き続き営業する。
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