福田首相は19日午後、17人が死傷した東京・秋葉原の無差別殺傷事件の現場を訪れ、献花台の前で手を合わせて犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。
首相は厳しい表情で車から降りると、献花台の前で数秒間目を閉じて合掌し、一礼して立ち去った。訪問を事前に公表せず、滞在時間も1分足らずだったため、現場周辺の人もほとんど気づかなかった。
首相は同日夜、首相官邸で記者団に、「本当に残酷な事件だった。ああいうことを起こさないようにどうしたらいいか、いま一生懸命考えている。なるべく早く対応しなければいけない」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/news/20080619-OYT1T00678.htm