死亡の武藤さん、110番試みる＝刺された前後に−秋葉原殺傷（時事通信）

2008年06月19日(木) 00時00分

　東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、死亡した東京芸術大4年武藤舞さん（21）が刺された前後に110番をしようとしていたことが18日、警視庁万世橋署捜査本部の調べで分かった。
　調べによると、派遣社員加藤智大容疑者（25）は8日午後0時33分ごろ、秋葉原駅近くの交差点にトラックで突入し、5人をはねた。
　同容疑者は約70メートル走行後に降車。ダガーナイフを持って交差点方向に戻り、その間で、武藤さんらを刺した。
　この前後に、武藤さんは携帯電話で110番を押した形跡があったが、警視庁で受理した記録は残っていないという。　

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