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2008年06月18日(水) 05時23分

加藤容疑者、時速40〜50キロで交差点突入読売新聞

 東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が運転するトラックは、時速40〜50キロで現場の交差点に突入していたことが、警視庁の調べで分かった。

 トラックは前にいた車の間を縫うように追い抜き、一気に交差点にいた5人をはねたという。

 同庁幹部によると、防犯ビデオの映像から、加藤容疑者の2トントラックが交差点に突っ込んだのは、信号が黄色から赤に変わった直後。交差点手前に数台の車がいたが、右側から追い抜き、右折しようとした車を左側にかわし、交差点に突っ込んだ。ブレーキ跡はなく、同庁は減速しないまま進入したとみている。

 はねられた5人のうち、2人はフロントガラスなどトラック前面部の直撃を受け、残る1人は体ごとひかれて死亡した。はねた後もブレーキを踏んだ様子はなく、そのまま約70メートル直進して止まったという。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/news/20080618-OYT1T00026.htm