2008年06月18日(水) 10時27分
「信頼回復を」と最高裁長官 ストーカー判事の事件で(産経新聞)
全国の高裁長官と地裁、家裁の所長が集まり司法行政について協議する「長官・所長会同」が18日、東京・隼町の最高裁で始まった。19日までの2日間の日程で、施行まで1年を切った裁判員制度に関して、重点的に取り組む施策などについて話し合う。
島田仁郎(にろう)最高裁長官は冒頭のあいさつで「国民の裁判員制度の内容や運用に関する疑問や不安は現実的なものになってくると思われる。今後は法曹三者が連携を一層密にして、国民の不安の解消に努めなければならない」と述べた。
また、ストーカー規制法違反の罪で起訴された宇都宮地裁判事、下山芳晴被告(55)を、最高裁が国会の裁判官訴追委員会に訴追請求した件にも触れ「このような事態は、裁判所に対する国民の信頼を著しく損なうもので、甚だ遺憾と言わざるを得ない。信頼の回復に努めていかなければならないと痛感する」と語った。
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