2008年06月18日(水) 07時50分
イカ釣り船一斉休漁 新潟・佐渡市(産経新聞)
スルメイカなどのイカ漁が最盛期となっている佐渡市で17日、地元や北海道などから訪れている大半のイカ釣り漁船が一斉休漁に入った。燃料高騰による窮状を訴えるため、全国いか釣漁業協議会が決めた全国統一行動の一環で、18日まで休漁の予定。
市内では15隻(19トン級)がイカ漁を行っている。佐渡水産物地方卸売市場によると、島内のイカの昨年度漁獲高は340トン、売上高は約1憶4000万円。今年は4、5月が計40トンと少なかったものの、今月上旬から水揚げ量が増加傾向にあった矢先の休漁で、漁師たちは頭を抱えていた。
県小型イカ釣り漁業協議会の浜本勝美会長(69)は「消費者を思えば心痛む休漁だが、漁師たちの苦しい気持ちを知っていただきたかった」と話す。18日には原油価格引き下げを求めて上京、水産庁と地元選出国会議員に陳情する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080618-00000052-san-l15