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2008年06月18日(水) 15時54分

偽造カード?引き出し 紀陽銀行顧客の19口座1400万円 大阪・岡山 産経新聞

 紀陽銀行(和歌山市)の顧客の口座番号を使った偽造キャッシュカードによるとみられる不正な預金の引き出しが相次いでいることが18日、わかった。いずれも大阪府と岡山県内のコンビニのATMから引き出されており、これまでに被害額は19口座約1400万円に上っている。和歌山県警も捜査を始める方針。

 同行によると、16日午後、顧客から「身に覚えのない預金の引き出しがされている」との通報があった。調査の結果、不正な引き出しは15日から18日までに41回計約1400万円が確認された。引き出しはいずれもセブン銀行のATMからで、引き出し限度額の200万円を引き出されたケースも数件あったという。顧客のカードや預金通帳が盗まれた形跡はなく、同行では何者かが顧客の口座番号を入手し、偽造カードを作ったとみている。

 同行から情報提供を受けた和歌山県警は被害に遭った顧客が和歌山から大阪、奈良など広範囲にわたることから、カード情報を盗まれた場所などを調べるという。不正に引き出された顧客の一部は暗証番号に生年月日や電話番号を使っていたという。

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