2008年06月17日(火) 10時00分
繰り返される無差別殺害…あの通り魔たちのその後(日刊ゲンダイ)
秋葉原で7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた加藤智大(25)の凶行には日本中が震撼したが、警察庁によると、98年以降、全国で72件もの通り魔事件が発生している。何の罪もない無関係な人たちを次々とあやめ、“犯罪史”に名を残した殺人鬼たちはその後どうなったのか——。
白ブリーフで警察に連行された姿が記憶に残る「深川通り魔事件」の川俣軍司(元トラック運転手)。「寿司職人になろうと面接を受けたら断られて腹が立った」という理由で4人を殺害したが、判決は無期懲役。
一方、「どうしようもない環境的な不平等にイライラし、人生に絶望した」という「池袋通り魔事件」の造田博(元新聞販売店員)は、2人を殺害し、死刑判決が下された。
そのわずか3週間後に起きたのが、今回の秋葉原事件との酷似が指摘される「下関通り魔事件」。九大工学部卒の上部康明(元運送業者)は仕事がうまくいかないことに激高。「誰でもいいから殺してやろうと思った」とJR下関駅にレンタカーで突っ込み、5人を殺害した。1、2審で死刑判決を受けたが、上告している。女にモテない、カネがないという身勝手な理由で赤の他人を殺戮(さつりく)した秋葉原の加藤にも厳刑が待っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000005-gen-ent