2008年06月17日(火) 12時00分
睡眠時にカラダがビクッとするわけは?(R25)
ふあ〜、そろそろ寝よっと。まぶたを閉じて横になって、リラックスしたら徐々に意識が薄れていって…とその時。カラダが「ビクッ」となった。軽い痙攣のような。一度は経験あるでしょ? あれ、何なんでしょ?
「入眠時に起こるカラダのビクつきは『睡眠時ひきつけ』、専門家の間では『スリープスターツ』とも呼ばれるもので、性別、年齢にあまり関係なく、60〜70%の人に起こるといわれています。ひきつけとはいえ体に悪いことはなく、病的な現象ではありません。放っておけば治ることが多いですしね。ビクつきが起こる原因はよくわかっていませんが、カフェインの摂りすぎ、過剰な肉体労働の後、ストレスが多い時などに起こりやすいといわれています」(日本睡眠学会認定医・梶村尚史氏)
病気ではないんですね、少し安心…。
「しかし、気をつけなければならない体のビクつきもあります。それは、しっかり眠りに落ちてから起きる『周期性四肢運動障害』と呼ばれるもので、脳のドーパミン神経系の神経伝達が悪いことが原因だと推測されています」
運動障害!? 脳に原因!? …にわかに心配になってきたんですけど、大丈夫なの?
「ビクつきが原因で夜中に目が覚めてしまい、寝不足になることはありますが、これだけではまだ怖いものではありません。薬で治りますし。ですが…」
で、ですが?
「最近、夜に寝床につくと足がムズムズして寝られないという『ムズムズ足症候群』の人が増えていまして、その患者さんの8割がこの『周期性四肢運動障害』を併発しているといわれています。そしてこの『ムズムズ足症候群』の人は、貧血障害を起こしていたり、腎臓の働きが悪い場合があるのです」
ビクつきが、そのまま病気ということではないけれど、ひょっとするとカラダに異変が起きているサインかもしれないってことですね。あまりに頻繁にビクつく人は、要注意かも?
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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