2008年06月17日(火) 13時02分
岩手・宮城内陸地震:不明者の捜索難航 大規模な土砂崩れに阻まれ /山形(毎日新聞)
岩手・宮城内陸地震で行方不明となった、金山町上台の農業、高橋伸好さん(56)と美也子さん(50)の夫婦と、同町金山の門脇特殊工業従業員、五十嵐みつるさん(32)の行方は16日、依然分からないままだ。大規模な土砂崩れに阻まれ、捜索が難航している。
高橋さん夫婦は14日未明に秋田県側から栗駒山にタケノコ採りに出たまま行方が分からなくなっている。秋田県警湯沢署と同県警横手署は同日、25人態勢で捜索。県警ヘリも出動したが、手がかりはつかめなかった。
湯沢署によると、国道398号や、栗駒山付近を走る国道342号などを調べたが2人が乗っていたという軽トラックは見つからず、タケノコ採りに入った地点も不明。他の国道や県道にも範囲を広げたが、発見できず、午後7時前、日没でこの日の捜索をいったん打ち切った。
五十嵐さんは宮城県栗原市花山本沢熊倉の国道398号の工事現場で土砂崩れに巻き込まれた。一緒に巻き込まれた鮭川村の2人は14日に発見され、死亡が確認されたが、五十嵐さんは行方不明のまま。現場は、出水や土砂崩落の2次災害の恐れがあり、捜索が難航している。【釣田祐喜、岡田悟】
6月17日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000063-mailo-l06